生乳、練乳、貨物列車のタンクコンテナ〔8220〕2025/10/17

2025年10月17日(金)晴れ!
そんな訳で、金沢。昨日は結局、2時間遅れで金沢駅に到着。途中から会合に合流することになりました。雨の金沢。業界の寄り合い。夜まで色々と寄り合ってて、ついうっかり、鉄分が濃い話をしてしまいました。最近は貨物列車にもハマってて、みたいな話。すると。
函館に本社を置く北海道乳業のT社長さんが、加糖練乳を運ぶのに貨物列車を利用してますよ、とおっしゃるではありませんか。おう。すごいぞ。
貨物列車界隈で有名なのは、ホクレンさんのミルクタンクコンテナ車。この動画の4分15秒くらいのところにも出て来ますね。北海道、ホクレンさんの生乳は、ホクレン丸という船で運ばれるのがメインですが、こうやって鉄道輸送も利用しています。偉いぞ、ホクレン。
業界のことを言えば、北海道産の生乳は、本州、山陽方面まで運ばれています。生乳として運ばれていないのは九州と四国。九州は生乳産地なので、北海道産を必要としないし、四国は瀬戸内海を渡る障壁が高くて、入ってきてないのであります。
そして北海道乳業さんは、函館の工場で製造した加糖練乳を関東まで運んできてるんですね。貨物列車で。で、お菓子メーカーとかにバルクのままで納品している訳だ。
貨物列車で運ばれるタンクコンテナには様々な種類があります。化学薬品を運んだり、ガソリン運んだり、粉体のものを運んだり。貨物列車マニアは、機関車はもとより、貨車の種類にも執念を燃やしています。コンテナの所有者とか運んでるものとかね。中でも、タンクコンテナにハマったら大変で、ハマるとどんどんと深みにハマって抜け出せなくなることから「タンク沼」とも呼ばれているんだそう。怖いねー。
北海道乳業さんが所有する練乳タンクは約20基。いつ輸送されるのかは、当事者しかわからないので、そのタンクコンテナに出会えたマニアは大喜びしたりするんですね。
T社長さん、マニアがその練乳輸送コンテナの模型をつくっていることを知って驚いたとおっしゃってました。ヤフオクにも出てるし。マニアは怖いよー。
今朝早朝、金沢駅で、通過する貨物列車を撮影しようと行ってましたが、待ち構えるホームの選択を間違え、撮影できませんでした。僕はまだまだです。
写真は、ホテルの部屋から撮影した、金沢駅へ入ってくるIRいしかわ鉄道の普通列車。JR西日本の521系電車が譲渡されたものですな。
それにしても、僕が思ってた以上に、うちの業界でも鉄道輸送を利用してるみたいです。北海道から大阪吹田貨物まで生乳を運んできてるのなら、瀬戸大橋を渡る障壁が低い(価格も安い)貨物列車で四国まで運ぶ、みたいなのもアリかも知れません。今は高知県産、四国産の生乳にこだわってるけど、将来的に、面白い取り組みができるようになるのかも、知れません。ああ。貨物列車から眼が離せない。