松山、道後温泉本館二階の大広間〔1563〕2007/07/27
2007年7月27日(金)暑いぞなもし
今朝は松山。昨日やって来まして、市内中心部に泊まっちょりましたぞなもし。
今日は早朝から松山の街をたつくり、ここ道後温泉界隈も走くりまわってきました。道後温泉の手前、右側に小山がありますが、これが湯築城跡の山。鎌倉の昔から戦国まで栄えた河野氏の居城やったところですね。とにかく歴史のある街、松山。その小山のてっぺんには展望台があり、この平野が見晴らせます。河野水軍は有名で、源平の合戦でも大活躍した名族ですが、戦国時代、土佐の長宗我部元親さんに攻められて降伏することになりました。
天正13年の春のこと。これによって元親さんの四国制覇は完成するがですが、その年の夏には秀吉軍が四国を攻め、元親さん、土佐一国の領主へと後戻りしていったのでありました。で、その湯築城の河野氏は秀吉軍に滅ぼされてしもうたそうです。今、湯築城のあちこちにある歴史を書いた表示板には、秀吉の話は出てきますが、元親さんに降伏したお話は全然書かれちょりません。その辺が伊予人のプライドやったりするがかも知れんですね。
さて、その湯築城址のしゅっと近く、道後温泉に、「道後温泉本館」という立派な建物があります。3000年の歴史を誇る道後温泉のシンボルで、明治27年に建てられた木造三層楼のこぢゃんと立派なお風呂。これが完成した翌年に松山中学へ赴任してきた夏目漱石さんは、「坊ちゃん」の中にこのお風呂を登場させちょります。お風呂だけの利用ですと400円で、「霊の湯三階個室」という1500円のコースまで、色々とあります。早朝6時からやりよりますきに、走る途中のひまわり太郎も入浴してきました。「神の湯二階席」という800円のコースで、ご覧のような二階の広間でおせんべいとお茶のサービスが付いちょります。早朝で、この大きな部屋にはひまわり太郎一人。温泉にゆっくりつかり、この広間でくつろいで、坊ちゃん気分を満喫して参りました。