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魯迅故居跡〔3620〕2013/03/14

魯迅故居跡

2013年3月14日(木)仙台は曇り、ちょっと小雪

今朝は仙台。宮城県の仙台。昨日、岡山から東京、東京から仙台、と、新幹線を乗り継いでやって来ました。そして仙台は、寒い。
もう、3月になると、高知ではコートを着いちゅう人も居らんなり、日中は汗ばむ陽気になったりします。巨漢であられるA食品のT副社長さんは、もう、半袖で仕事をしゆうそうです。しかし、ここ仙台では、外を歩くがにコートを着てない人は居ません。コートを着て、襟巻きを巻いて、出勤されよります。

今朝、広瀬川東側の段丘上を走りましたが、途中で小雪がちらついたがにはたまげました。日本は広いですな、まっこと。

仙台駅東口のホテルを出発して南下、ちょっと西へ行くと東北大学。旧制第二高等学校。そこは広瀬川の段丘上で、しゅっと西が急な下り坂になって河川敷の住宅街になります。その段丘上の、東北大学のあるエリアは、藩政期には上級武士が住む地区でした。明治になって学校が並ぶようになった一角。

そこを走りよりましたら、東北大学正門のもうちょっと北に、古びた木造の建物がポツン。これはなかなか古いけんど、誰か住みゆうろうかと思うて前を通ると、庇の下に灯りが。そして、目立たない碑がひとつ。ひっそりと建つ、この碑を見てみると、「魯迅故居跡」とありました。
なるほど。
あの中国の文豪魯迅が、仙台の医学専門学校に通いよったがは知っちょりましたが、ここに住みよったのか。もちろんいくら古びた建物とは言え、これが魯迅が住んだ建物ではないでしょう。それにしても、あまりにも目立たない碑。

魯迅に、「阿Q正伝」という本があります。大衆の、世相や空気に迎合していくよくない部分を独特の筆致で書いた小説。日中関係がこんな感じになって、今一度、阿Q正伝を読み返してみました。また、仙台の医専では、藤野先生という解剖学の先生に出逢い、非常に印象的で尊敬に値した、ということで「藤野先生」という短編もものしちょります。

今日のこの情勢を魯迅が見たら、どのように感じたでしょう。やはり、阿Qのような人物が多いことを憂えたかも知れません。
魯迅は、医専の授業で、細菌の形状を説明する幻灯を映す前に、時事ニュースの映画が映されました。そこで、中国人が銃殺される場面で、他の日本人学生が「万歳」と歓声を挙げるのに遭遇し、それが、その後の彼の進路を決めた、と、「藤野先生」にあるのはご承知の通り。

古くから読み継がれ、今も色褪せることのない本はあります。時間という試練に耐え、長く残ってきた本。最近、久々に、山本七平さんの「空気の研究」を読みました。日本人が流されてしまう、場の「空気」とはなにか、をしつこく分析した佳作。その本も、今、改めて読み返してみると、こんな時代だからこそ、重要な示唆を与えてくれます。時代の空気に流されず、真摯に考え、自分のできることを矜持をもって実行していくことの大切さ。

仙台朝RUNで魯迅の住んだ家の跡を発見し、色んなことを考えてしまいました。


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