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輪抜けさまと風船うさぎ〔4458〕2015/06/30

輪抜けさまと風船うさぎ

2015年6月30日(火)薄曇り

今日は高知。昨日の午後、車で同行しちょった弊社のT部長と都城で別れて、小生だけ汽車でモンて来た訳です。都城駅から特急きりしまに乗り、鹿児島中央へ。そこから新幹線さくらに乗って一気に岡山。で、特急南風に乗り換えて高知へ。
午後3時に都城を出て、高知へ帰り着いたのは夜の11時頃。まあ、遠い。汽車に乗るのは好きで、苦になりませんが、お尻が痛くなりました。

さて。今日は6月30日。おう。輪抜け様ではないか。
調べてみますれば、古来、6月の晦日と12月の晦日が大祓の日として、宮廷を中心に儀式が執り行われ、祖霊を迎え、物忌みをおこなってきた、とのこと。
で、12月の大祓を年越しと呼び、6月の大祓を名越しと呼ぶ。名越しは夏越しで、罪や穢れを祓い、健康で幸せに暮らせるようにと庶民もお祭りを楽しむようになったのであります。
元々は大宝律令(701年)にも定められ、百官の貴族が集まって、国民が犯した罪を除き去るために大祓の祝詞を読み上げる儀式が行われた、とありますね。大祓いの祝詞。大祓詞(おおはらえのことば)。

昨日たつくってきた、宮崎、シーガイア近くの江田神社さんは、大祓詞ではなくて、祓詞(はらえことば)に登場する、古い古いお宮さんなんですね。
伊邪那岐命が、あの場所で禊祓えなされた際に生まれた祓戸大神たちに、もし、禍いやら罪、穢れがあったならそれを祓って清めてください、と申し上げる祝詞。

大祓詞には、天孫ニニギノミコトなどが登場し、かなり長い詞で祓いたまえ清めたまえという内容が語られちょります。

旧暦の6月晦日と言いますと、今の暦では8月頭くらいになりますか。そう。夏の真っ盛りの時期が、夏越しの祓いであった訳だ。現在は、通常の太陽歴の6月30日にやることが多いので、梅雨真っ盛り。輪抜け様は梅雨時分、というイメージになっちょります。太陰暦の頃のイメージとは随分違う、今の夏越しの祓い。

ここは本日、お昼前の潮江天満宮さん。参道入り口から撮影してみました。
潮江天満宮さんの輪抜け様は、他の多くのお宮さんがそうであるように、毎年6月30日。で、高知県で一番人出の多い輪抜け様。高知市南与力町で生まれ育った小生にとって、潮江天満宮さんの輪抜け様は、一年で一番楽しみなお祭りでした。今も大勢の善男善女を集めるお祭り。本番は夕刻からなので、テキ屋さんたちもたくさん集結して、準備に余念がありません。ワクワクしてくる風景。

こないだ、高知新聞に、高知県日高村の「ヘイワ原紙」さんの記事が載っちょりました。環境に優しい、本業の傍ら、紙製の風船事業に取り組んでいる、という話題。ゴムの風船は、海に落ちたりするとウミガメが食べて喉を詰まらせてしまう、などの懸念がある、といったことを聞きつけた先代の社長さんが、紙製なら溶けて問題なかろう、ということで試行錯誤の末につくった紙の風船。
商売としては小さいが、あちこちから注文を受け、喜んでもらっている、という話。夢があっていいですね。こんな夢のある話、好きです。

昔、輪抜け様で売っておったのは、ウサギのかたちをしたゴム風船。なんで、ウサギさんやったがでしょうか。小さい子供がうっかり手を離してしまい、空に飛んでいくウサギさんの風船の風景。泣く子供。
なんか、懐かしい風景を思い出してしまう輪抜け様。

なぜ、昔のお祭りで売っておった風船はウサギさんやったのか。謎だ。


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