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今日のにっこりひまわり

「あかつき」のいる金星〔4619〕2015/12/08

「あかつき」のいる金星

2015年12月8日(火)高知は晴れ、東京は薄曇り

そんな訳で今日は東京。朝一便の飛行機でやって来ました。高知はキレイに晴れちょりましたが、東京の空には雲。寒い、師走の東京。
先ほど気付いたのでありますが、iPhoneがない。飛行機では出して無いので、高知へ忘れてきちゅうのは間違いない。ああ。車の中ですな、これは。

明日までの東京出張も、iPhoneなしで過ごすことになる。乗り換えであったり地図であったり、メールのチェックであったりは、iPhoneを使うて便利に生活しよります。そのIPhoneなしでの出張は、意外に刺激的であったりします。スマホが手放せない貴方、ぜひ、一度、スマホなしで出張してみてください。ちょっと違う自分が発見できるかどうかは、知りません。

さて。
写真は、今朝の野市、上岡八幡宮さん境内。土俵の横の鉄棒の上にカメラを置いて撮影してみました。参道入り口の鳥居、クロガネモチ、杉の木。その上方に、お月様と金星。そう。美しい金星、ヴィーナス、ベネラ、明けの明星、そして、あかつき。
あかつき。

昨日のにっこりは、金星周回軌道への再チャレンジ直前に書きました。ドキドキしながら。
その後のニュースでは、姿勢制御用のエンジンRCSは、無事、4基とも予定の時間噴射した、とのこと。期待が高まります。が、まだ、予断は許さない。うまく周回軌道に乗っていることを祈るばかり。

このにっこりひまわりで、「あかつき」のことを最初に取り上げたのは5年前。2010年11月20日のこと。まだ、周回軌道投入で失敗する前。12月7日のチャレンジに向けて期待が高まっちょった時期でした。
そして、失敗。

その直後、2010年12月14日に発表された中村プロジェクトマネージャーの文章は胸を打ちます。中村主任が、プロジェクトメンバーに語った言葉が書かれちょりました。
「日本国民、さらには世界が、今我々がどの様に行動するかを注視している。このまま、多くの人的財政的労力を注いだミッションを無駄にしてしまうのか、さら に将来に向けた教訓をここから引き出し、今回の失敗を乗り越えて新しいミッションを打ち立てていくのか?我々のなすべき事は明らかだ。」
そして、まだ、幸いにも「あかつき」は、手中にあること。あやまちを繰り返さないこと、前に向かって進むこと、などが淡々と綴られています。

「あかつき」プロジェクトでは、”「あかつき」の挑戦”というコラムコーナーが、JAXAのHPに開設されちょりましたが、2011年9月に、第16回で最終回を迎えました。失敗を受けて。
その最終回に、廣瀬史子さんという開発スタッフが、再投入チャレンジに向けての取り組みについて書いています。投入失敗の原因となった軌道制御エンジンOMEの噴射試験を実施することが書かれちょりました。5年後の再チャレンジが、OMEで可能かどうかの試験。そのコラムには「もし、OMEが利用できないという結果になった場合は、上述のようにRCSによる軌道制御を取ることになりま す。RCSはOMEに比べ推力が小さいのですが、スウィングバイを使って減速し、推力不足分を補うという手段もあります。軌道計画を考える立場としても、 あらゆる可能性を追求して、「あかつき」を金星周回軌道に投入する方法を検討しています。」という文章が。

そう。
結局、OMEの使用は諦め、推力が小さいRCSでのチャレンジに計画を変更することになりました。こないだ、新聞に載っちょりましたが、この廣瀬さんなどの執念とも言える凄まじい計算と努力によって、今一度小さいエンジンRCSでチャレンジ可能であることが判り、今回のミッションとなった訳だ。

これまでの経緯は、JAXAや、色んなホームページで、とんでもない臨場感を持って、読むことができます。

明日には、無事、周回軌道に乗ったかどうかが判明します。
どちらにしても。
つまり、成功しようが失敗しようが、この5年間の決して諦めない取り組みには意義があるし、心よりの敬意を表したい。
このプロジェクトに関わった人々は、5年前、スムーズに周回軌道投入できたよりも、ずっと大きいものを、手に入れたと思います。

あの、月の横に輝く金星。あそこには、いま、「あかつき」がいます。


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