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あじさいと、豊かな、水〔4794〕2016/05/31

あじさいと、豊かな、水

2016年5月31日(火)晴れ

良いお天気。
ここは野市、父養寺のあじさい街道。毎年この季節になるとご紹介しております。まだ5月というのに、結構色づいております。今年はちくと早いんでしょうか。

ここの地名、父養寺の由来については、以前、何度もご紹介しちょります。応天門の変に連座して土佐に流されてきた貴人、紀夏井さんが、父の菩提を弔うために建てたという父養寺が、その由来。紀夏井さんと応天門の変については、2014年6月9日ににっこりに詳しゅう書いちょりますので、読んでみてください

この用水は、野中兼山先生の手による上井川。うわゆ川。
野市は、洪積台地の上にできた街。洪積台地の上なので、水はけが良すぎて、田んぼには向かない土地。水の便も、悪い。物部川と山に挟まれた、広い荒れ野であったと、いう。
その土地に目をつけた土木プランナー野中兼山さん、物部川に堰をつくって灌漑用水を流せば、豊かな農地になる、と考えて、大土木工事を敢行したのはご承知の通り。

おかげで、荒れ野は豊かな農地になり、人々が集まって街をつくり、野に市がたつ程の賑わいになった、という訳だ。最初に移住してきたのは、長宗我部氏の遺臣たちで、懐柔政策であったとも言われます。土木プランナーにして、なかなかの政略家、野中兼山。

水。
この、物部川から引かれてくる用水は、いつも、このように満々と水を湛えて、絶えることなく流れ続けています。豊かな豊かな、水。
この恵みが、我々日本人を日本人たらしめている、とも言えよう。

地球環境。
空気中の二酸化炭素量が増え、温室効果で気温が上昇している。最近の研究で、この温暖化はやむことなく進み、2300年までに平均気温は8℃上昇、北極では17℃上昇する、との報告もあった。そうなると、北極や南極からも氷が消え、北極でワニが泳ぐ、という、5600万年〜5200万年前の気候と同じになる、という。
その気候変動で、多くの生物が絶滅するのは、間違いない。

しかし、そんな先の話ではなく、現在進行形でかなり激しいことが起きている。地球の乾燥。
氷河などは、真水。海水が凍ると、真水の氷と濃い塩水に分かれる。なので、氷河や北極の氷は、溶けると真水になるのであるが、それが海に流れ出すと塩水になる。
塩水になってしまうということは、利用できる水の量が減る、ということ。
また、気温が暖かくなると、水分は蒸発して空気中に分散する。水蒸気になってしまう。

専門家ではないので詳しいことはわからんですが、とにかく、そんなこんなで、温暖化が進むと圧倒的な水不足が世界各所で起きるようになる。いや、起こっている。
で、先進国の資本家などが、地球上の水利権を買い漁っている、という話。なんだそれは。

水不足になる原因をつくった、いや、今も作り続けている国々が、その貯めた資本によって水を確保していく。それによって被害を被るのは、太平洋の島々や、渇水になってもなんともしようのない貧しい国々、ということ。

しかも。
海水淡水化事業が、今や世界中の投資家の注目を集め、投資の対象になっている。海水淡水化には、非常に多くの電気などエネルギーを消費するが、それは、化石燃料を燃やすことによって贖われる。そして二酸化炭素が増え、更に気温が上がって地球上が乾いていく。
なんだそれは。
ウロボロスのへびだ。

日本で暮らし、こんな風景を見ていると、地球上でそんなことが起きていることは、なかなか想像もできない。が、たしかに、地球はそんな状況であるということを考える想像力が、必要やと思います。後世の人々のことを考える、知恵。

野中兼山さんのおかげで、後世の我々が豊かに生きている。
ここ、父養寺や、春野のあじさい街道、中村の安並の水車のあじさいなど、全部、野中兼山さん開削の用水沿いに、あります。
こんな楽しみ方がされるとは、兼山先生も思いもよらんかったでしょうが。


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