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とでんの電車の「通」〔5321〕2017/11/09

とでんの電車の「通」

2017年11月9日(木)晴れ

とさでん交通という呼び名にはまだ慣れんけど、土佐電気鉄道と高知県交通が一緒になったのは良かったと思います。で、今日はとでんの電車の話。

土電の電車。全国の路面電車の中でも有数の歴史と路線距離を誇る土電の電車。

で、土電の電車には、「通」のつく停留所、たくさんありますよね。今日は、その中でも、はりまや橋から東、後免町までの間の「通」のつく停留所の話をしよう。以前にもちょっとだけやったけど。

 

はりまや橋から東へ進む。

デンテツターミナルビル前の次は菜園場町。だが、その手前に、昔、「八幡通」という停留所がありましたよね。高知八幡宮からまっすぐ南下してきた道が、八幡通り。菜園場町にあまりに近いので、廃止となった「八幡通」。

そこから東進、葛島橋を渡ってしばらく進むと「県立美術館通」。これは、昔はなかった停留所。平成5年にできたばかりの電停。その「美術館通り」自体が新しい道ですきんね。

 

さあ。ここからが面白い。

東へ進むと「文珠通」。市内線の多くの電車が「文珠通」で折り返すので、結構馴染みのある電停名だと思うけど、この電停名、皆、文珠通がどの通りで、何故文珠通なのか意識してないですよね。そう。「文珠通」電停から南へまっすぐの道。その道は、五台山に突き当たる。五台山の山頂には、文殊菩薩をご本尊とする竹林寺さん。だから、「文珠通」。言われてみれば、なるほど、だと思うでしょうが、なかなかややこしい電停名。たぶん、昔は「文珠通り」という道路の名称をよく使ってたのだと思う。

地理院地図を見てみると。1961年の写真。この十字の部分が「文珠通」電停。当時、五台山にまっすぐつながる道はこれしかなかったことが読み取れる。主要道路。だから「文珠通」。

この航空写真の左側「1961年~1964年」というところをクリックすると、現在の地図になりますよ~。

 

「文珠通」のひとつ東が「介良通」。これも、かつての、介良へとつながる幹線道路が、その電停から分岐していた名残。幹線道路であったことは、この1961年航空写真でもよくわかります。十字の部分が「介良通」電停。

更に東進。「田辺島通」。たべしま通り。今はわかりにくいけど、1961年の航空写真を見ると、「田辺島通」の北、田辺島へとつながる道がよくわかる。

次が「領石通」。

昔は、ここから、現在の南国インターがある領石界隈へ、まっすぐ道路が延びていました。今もある道路やけど、昔は田んぼの中の幹線道路。こんな感じの。十字の部分が「領石通」ね。

次は「小篭通」。こごめ通り。北の、下崎神社さんがある小篭へとつながる道路がありました。これもかつての幹線路。

 

そして最後。「住吉通」。

これ、わかりますでしょうか。何故、「住吉通」なのか。これを理解している人は、高知県人でも結構少ないんではないでしょうかね。

今日の写真は、その「住吉通」電停のところからまっすぐ南に伸びる道路を撮影したもの。手前に電車の線路。この道路は住吉通り。

地理院地図を見てみよう。現在の地図だと、こう。十字の部分が写真を撮影した場所。よくわからん。そこで1961年の航空写真。どうでしょう。ここからまっすぐに南へ道路。田んぼの中を南下する道路は、この道しかない。そしてその先にあったのは

そう。昨日ご紹介した船岡山。

船岡山には「住吉神社」さんが鎮座まします。外周だけになった今でも、キチンと、住吉神社さんだけは整備されて残されてます。藩政期には土佐藩内でも有数の相撲大会が行われた住吉神社は、かなりの広範囲から多くの参拝客を集めていた神社だったのでありますね。

その住吉神社さんへの参道だったので、住吉通り。それが、電停の名称になりました。

今は住吉神社も、社殿は立派ですが、広範囲の参拝客を集めるお宮さんではなくなりました。地元の産土神。

 

昔つけられた電停の名称。

「通」がつく電停名は、その頃、皆に呼び習わされていた通りの名称がつけられたのだとすると、その名称から、昔の風景を想像することができる、という訳だ。

昔の高知の風景の痕跡。それが、「住吉通」に代表される、「通」のついた電停の名称。


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