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高知県の牛乳瓶と埋蔵文化財センターのGood Job〔6063〕2019/11/21

高知県の牛乳瓶と埋蔵文化財センターのGood Job

2019年11月21日(木)晴れ

寒い。もちろんまだ冬には遠くて、最低気温も7℃とかなんだけども、今までの気温からの下がり方が、体感を寒くさせておるんですな。おーの冷やいちや。

 

弊社のHPには「知っとく健康コラム」というのがあって、その中に「高知県の乳業史」という項目があるの、ご存知でしょうか。そこには、明治期からの高知県の酪農乳業の歴史、書かれてます。弊社創業者、吉澤八洲夫が昭和39年に書いた、文章。

これはこれとして、高知県埋蔵文化財センターさんが、発掘された牛乳瓶を縦糸にして、明治から現代までの高知県の酪農乳業の歴史を研究、報告してるんですね。これは、すごい。

 

以前、バーガ森北斜面遺跡の発掘現場で、埋文の研究員の方に色々教えて頂きました。その時、古い牛乳瓶が出土した、てな話は聞いてたんですが、その後、各地からでてきた牛乳瓶を編年整理し、公的な文献などと照らし合わせて「高知県の遺跡から出土した牛乳瓶の分類と編年」という論文にまとめているんであります。これは、すごい。

 

今日は、高知県埋蔵文化財センターで、その出土した牛乳瓶を見せて頂きました。

高知県の酪農乳業は、お城の下の牧牛社さんから始まります。明治20年、池知春水さんという方が、県が輸入していた乳牛の払い下げを受けて、始めたのでありました。後に潮江へ移転しますが、明治38年まで「牧牛社」は存在し、その後も池知牧場として、高知を代表する乳業でありました。

 

明治後期から昭和にかけては、県内各所で「ミルクプラント」なるものや牧場、処理場ができ、営業していきます。文献資料には残ってないけど、発掘された牛乳瓶には「芳原吉本」「野村商光社」「安藝 藝陽牧場」「野市 安岡牧場」などがあって、あちこちにたくさん存在したことを証明してます。

「吉澤牛乳」が牛を飼い始めたのは、大正十一年のこと。銀行員だった吉澤八洲夫は、勤務する銀行が破綻した後、上記の池知さんの鞄持ちになった、と聞いたこと、あります。そして、秦泉寺で創業。

昭和12年に「高知乳業卸商業組合」を設立して代表格となり、終戦後、それを母体として「土佐乳業」を設立、昭和24年に「高知牛乳食品」と改名。それが現在のひまわり乳業、という訳です。戦前の瓶が残ってないの、残念。どっかの発掘現場から出てきたら嬉しいですね。気長に待ってます。

 

ずらりと並んだ牛乳瓶。壮観。牛乳に関する法令も変化があり、初期のは内側にねじ込むスクリュー栓。そして王冠になり、紙栓へと推移する、牛乳瓶。

 

この発掘品にある「武藤牧場」や「南海乳業」は、後に高知牛乳(ひまわり乳業)に合流してます。「牧牛社」も源流と言えば源流のひとつなので、弊社は、高知の酪農乳業とともに歩んできた、とも言えるのでありました。

 

それにしても、これだけの出土品、資料から「高知県の遺跡から出土した牛乳瓶の分類と編年」を纏めてしまう埋文は、偉い。今日は、その報告書を書いたYさんも同席して頂きました。なんと、Yさん、鵜来島の発掘現場から出てきた「ひまわり南海乳業」の200mlビンを持ってきてくれたのであります。ありがとうございます!

鵜来島の牛乳瓶というのも、これまたすごいね。

 

遺跡の発掘というと、石器時代から縄文弥生、古墳、古代中世近世といった古い時代のもの、というイメージがあります。が、そんな時代の遺跡を発掘する中で、その表層部に明治以降の近代の遺物も出土する訳で、それも立派な考古資料と認識して調べてみよう、という姿勢は、とっても素晴らしいと思いました。おかげで、僕も知らなかったような酪農乳業の歴史を垣間見ることができた訳だ。

 

近代遺跡と言えば、昨日の夕刊に、新堀川の亀甲積みの石積の記事、載ってましたねー。一昨日、このにっこりでも書いたばかりのホットな話題。

 

今日は、高知県埋蔵文化財センターさんのGood Jobを、心を込めてのご紹介。すごいよ、これ。


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