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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

手水舎水盤の井上俊三〔6171〕2020/03/08

手水舎水盤の井上俊三

2020年3月8日(日)晴れ

明け方近くまで降ってた雨も上がり、良いお天気の日曜日。日曜市はお休みだけど。

新型コロナの影響で、観光客も少ない高知市。いや、たぶん日本全国どこもこんな感じなんでしょう。人が集まるようなイベントは中止になり、人が集まる様な場所は、避けられてます。こんな状態がいつまでも続いたらたまらん。

という訳で、今朝は潮江天満宮さん。久々。こうなったら神頼みだ。今回のウィルスは人類にとって未知の経験。人類が知らんことでも神様なら知っちゅうかも知れん、という訳ですね。

 

今朝、8時頃の天神様は、僕以外の参拝客もおらず、静かな静かなたたずまい。雨に濡れた鎮守の森に朝日が差し込んで美しい。

 

参道を天神橋の方がら歩いてくると、左に曲がって手水舎。僕は「ちょうずや」と読むけど、「てみずしゃ」とか「てみずや」とかとも読みます。まあ、読み方はどうでもいいんだと思います。

どうでもいいと言えば、軒の下に「手水の使い方」と書かれた貼り紙。左手を洗い、右手を洗い、左手に水を受けて口をすすぐ、というシンプルな説明だ。この作法については、赤いワンピの女の子とか、赤い水玉のおきゃんそうな女の子とかが説明してくれてるのもあるけど、それぞれちょっとづつ、違います。「洗う」んではなくて「清める」んだとは、思うけど。

こ作法って、いつ頃からあるんだろう。

 

そうそう。二礼二拍手一礼というのは、昭和も後半になってから定着してきた新しい習慣、という話、以前、書きました。2019年112月の新刊でご紹介した、宗教学者島田裕巳先生の「神社で柏手を打つな!」という本に、日本で二礼二拍手一礼が定着してきた経緯が書かれてます。

大切なのは、気持ち。形も大事かも知れんけど、その形は、割合最近にできてきたもので、特に意味はないと知ってしまったら、二礼二拍手一礼をする気持ちが萎えてしまった今日この頃。

だから、手を合わせ、気持ちを込めて新型コロナ騒ぎの終息をお祈りしてきました。

 

あたかも日本の古来の伝統ですよー、みたいな話には怪しいものが多いから気をつけましょう。ちゃんとした知識、知恵をつけることの難しさよ。

 

で、この、明治10年5月に寄進された水盤には、寄進者の名前がたくさん刻まれてます

一番手前の下段が井上俊三。そう。ここにもあった井上俊三。

1834年生まれなので、龍馬より1歳上。長崎で蘭学を学んで帰高し、要法寺町で医者を開業するも、世の中は風雲急。時勢の中で、藩命を受けてまたまた長崎。本山の銅山開発における成分調査をする為の化学修行だったみたいやけど、途中から、後藤象二郎の指示もあったらしくて上野彦馬の弟子となった、俊三くん。

ご存知上野彦馬。日本の写真技術の始祖。嚆矢。超有名人。

 

その上野スタジオで研鑽を積み、大阪で写真館を開業。その後帰高し、農人町で写真業と西洋雑貨商を営んだという井上俊三。

 

この水盤に刻まれてる井上俊三さんは、間違いなく、その俊三さんだと思われます。

龍馬の、あの、桂浜の龍馬像の元になった写真、ご存知ですよね。あれ、長崎の上野彦馬スタジオで、井上俊三さんが撮影したもの、というのが定説になってます。そんな人物の名前が、さりげなく、こんなところに。実は、この天満宮にはもう一箇所、井上俊三さんの名前が刻まれてる場所があるけど、そこには少し謎がありまして、モヤモヤ。だから、この水盤の井上俊三は、ちょっと嬉しかったです。

 

感染症の流行、ということで言うと、明治11年、長崎から広がったコレラが日本中で大流行します。明治10年頃、中国で大流行してたコレラが日本に入らんように対策を取るも、結局水際で防ぎきれず、長崎と横浜から上陸。そして拡大。なんか、聞いたような話。その時には10万人の死者がでたという、コレラ。

 

この水盤が寄進された時代にも、そんなことがありました。

長崎ゆかりの井上俊三さんは、化学の専門家。伝染病が神罰であるとされてた時代から、科学的に感染症対策が始まる時代に移行する時代の化学専門家。

でも、それはそれとして、地元の神様は、ちゃんと大切に尊崇していた、という証拠が、ここにありました。


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