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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

時そばと一文と一文橋〔7313〕2023/04/24

時そばと一文と一文橋

2023年4月24日(月)晴れ!

この4月からも、いろんなものの値段が上がりました。乳製品も上がりました。この値上げトレンドは収まる気配もありません。大きな原因は、円安。そして、ウクライナ戦争によるエネルギー価格や穀物価格の高騰。なので、日本の酪農に与えた影響は大きくて、今年の8月に、飲用向け乳価が更に上がることが決定しており、また、牛乳も値上がりします。8月。酪農家さんの窮状を救い、日本の国の食糧を守る為にも、何卒ご理解をお願い申し上げます。

 

物価ということで、江戸時代の物価を見てみよう。

江戸時代の庶民の暮らしに結びつく物価で思い浮かべるのはお蕎麦でしょうか。屋台で売られてた、蕎麦。落語の「時そば」では、お蕎麦は十六文。それを一文誤魔化そうとする騒動が描かれてて、僕は柳家喬太郎の「時そば」が好き。

お蕎麦が十六文になったのは江戸時代中期以降。十六文だから二八そば、と思われがちやけどそうではなくて、つなぎの関係でありましょう。二八そばが登場した頃は、まだお蕎麦も安くて、二八そばも六文から八文くらい。で、江戸時代中期の一文は、現在の価値にして12円くらいと言われてるので、一杯192円。まあ、そんなもんだ。

ちなみに一文は、寛永通宝という貨幣。寛永というくらいなので、藩政期初期、土佐で言えば二代藩主忠義公の時代につくられた貨幣。それが一文。

ただ、同じデザインを少し大きくした四文銭が1768年に当時します。同じく寛永通宝と刻まれてるのでややこしい。この四文銭が登場してから、お蕎麦の値段も十六文になった、という話もありますね。四の倍数の価格設定が増えたとも、いう。知らんけど。

ともあれ、「時そば」で描かれた時代、屋台のお蕎麦は十六文。幕末近くまで十六文。それが、明治直前になって二十四文で、その時代からインフレが続いていますね、日本の国では。

 

現在の物価高とは比べもににならないインフレが続いた時代、でも、経済が活性化していた、時代。モノに適正な価格がつけられ、それにより経済がまわってゆく。それは、昔も今も変わらない。

 

ここは今朝の一文橋。本州方面へ出張につき、高知駅へ向かう途中、撮影しました。江ノ口川と朝日が美しい。ここに架けられた橋は賃取り橋で、一回一文。それがいつまでだったのか、いつまで有料だったのか、調べてみんといかん、と言いながら20年

もし、ずうっと一文だったとしたら、物価上昇の中でどんどんとお得な価格設定になっていたんでしょうかね。


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