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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

大量湧水のトンネルが、高知にも〔8145〕2025/08/03

大量湧水のトンネルが、高知にも

2025年8月3日(日)晴れ!

今日も暑いねー。暑い。暑い暑い日曜日、牛乳飲んで熱中症対策をお忘れなく!

 

さて。昨日は、松山からの帰り、国道33号線落出から国道440号線へと走り、檮原、須崎経由で帰ってきました。落出と檮原の間には、土予国境の地芳峠があります。かつては狭くてクネクネが延々と続き、冬季は積雪で通れなくなったりする、なかなかの難所でした。そこが「地芳道路」として整備され、県境に「地芳トンネル」が完成したのは2010年のこと。30分以上の短縮となり、積雪にも強い道になったのでした。

 

「地芳トンネル」は、2000年から10年かけて建設された、長さ2990mの道路トンネル。3km足らずのトンネルにこんなにも時間がかかったのは、とんでもない難工事だったからですね。その工事ついては、土木学会のこんなレポートがありました。1ページ目に書かれているように、キーワードは「高圧大量湧水」「止水薬液投入」「導坑先進分割式全断面掘削」。そう。ここは、想定を遥かに超える「大量湧水」地帯だったのでした。

 

思い出すのは丹那トンネル。このにっこりでも幾度も書いてきました。丹那トンネルは、断層破砕帯を貫通させる際にとんでもない湧水が発生、わさび田で有名だった水の豊かな丹那盆地の水が、破砕帯とトンネルを通じてほとんど抜けてしまった、という工事。夥しい犠牲者も、出してしまいました。

 

この「地芳トンネル」は、ここ地質図で見ると、こう。この青い部分は石灰岩。東を見ると天狗高原、そして鳥形山。秩父帯の良質な石灰岩が四国カルストを形成しています。

その石灰岩は、トンネル部分の上に、大量の水を含んだ石灰岩。その水圧は、青函トンネル工事並のものだったとのこと。水深200m同等の水圧。その水量、水圧で、幾度も工事が中断。最新の工法を駆使し、予定の3倍の工期でやっとこさ貫通しました。

このレポート見ても、そしてこの鹿島建設の報告を見てもわかるように、水を含んだ石灰岩が特に多いのは、県境から愛媛県側。石灰岩だけなら硬いのでまだいいけど、石灰岩の間に挟まれた「混在岩」と呼ばれる地質が、丹那トンネルでの断層破砕帯のような役割を演じ、工事をより難しいものにした、と思われます。よくわからんけど、まあ、すごい。

 

で、なんとかかんとか完成にこぎつけた「地芳トンネル」。その湧水の凄さは、完成し、供用から15年が経過した今でも体感できます。右上写真が、愛媛県側の入り口。入ってしばらくすると、トンネルの中は大雨が降ったときのように水浸し。昨日は快晴やったけどね。道路は水浸しで、水たまりもできています。左上の写真。

県境を越え、高知県側をしばらく走ると、徐々に水も減ってきて乾いた道路になる、地芳トンネル。

 

完成した後も、「高圧大量湧水」の威力を見てとることができる、「地芳トンネル」。このにっこりで幾度もトンネルの難工事について書いてきたけど、僕らの身近な場所にも、技術と努力の賜物トンネルがありました。


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