キャンプファイア、キャンドルファイア、意固地、依怙地〔8206〕2025/10/03

2025年10月3日(金)薄曇り
今朝の高知新聞に、国立室戸青少年自然の家が開所してから半世紀を迎えた、という記事。以前、高知の量販店さんが催した「シュノーケリングツアー」という夏休み企画のお手伝いで、行ったことあります。その際の印象は「さすが国立」。設備や運営にはなかなかのお金がかけられてて、県立とかとは全然違う雰囲気を味わったことでした。
そんな青少年自然の家も半世紀を迎え、少子化のなか、ジオパークとの連携や防災教育に力を入れている、といった記事でした。
で、僕の目を引いたのが「キャンプファイア減」ということば。少子化の中、近年はキャンプファイアをやる利用者が減っているんだそう。昔は学校の校庭とかでもやってたけど、現代ではなかなか難しい。そんな現代の環境下で、設備も充実してて盛大にキャンプファイアが実施できる貴重な場所やけどね。
確かに、少人数で大きな火を囲んでも、盛り上がらんのかも知れません。最近はろうそくを使った「キャンドルファイア」というのに変わってきてるんだそう。なるほど。知らんかった。
キャンプファイアという習慣は、ウィキによると、戦後にGHQによって持ち込まれ、学校教育に取り込まれていったものなんだそう。これも、知りませんでした。僕が子供の頃って、恐らくは、キャンプファイア全盛時代でしょう。そしてセットになってたフォークダンス。オクラホマミキサーとマイムマイムは必須。これは高知の田舎だけではなくて、全国で行われてた「風習」。なので、GHQの意向を受けた文部省が全国に流布させた、と考えられます。
大学生になっても、野草を食べる会「なべの会」の夏合宿とかでは、必ずやってました。大学生になると、まあ、大きな火を囲んだ大宴会で、大酒を飲みながら下級生に宴会芸とかを強要して楽しんだ、そんなキャンプファイアでした。懐かしいねー。今はキャンドルファイアか。
人類が文化を育みはじめ火を使うようになってから、大きな火を囲むと気分が高揚するようになったんだと思う。そのDNAが現代にも受け継がれ、キャンプファイアになったんだと思うけど、キャンドルファイアか。まあ、少子化の中で、ろうそく灯して静かに、というのは仕方ないんでしょうか。意固地になってもいけません。依怙地になってもいけません。
三省堂「新明解国語辞典
いこじ【意固地・依怙地】
[頑固になる意の上二段の動詞「いこづ」の、連用形の名詞用法]
普通の人ならいいかげんに妥協するところを、どこまでも意地を張って自分の主張を通そうとする様子。「えこじ」とも。
「頑固だと言われてますますーーになる」
なるほど。