はじめての「スーパーはくと」〔8209〕2025/10/06

2025年10月6日(月)晴れ
なんか、鉄ネタ、多い気がする。しませんか?
そんな訳で、今日は人生初「スーパーはくと」。一度、乗ってみたかったディーゼル特急。もう30歳を超えてしまったJr.1号幼少期、鉄道関係のビデオ(懐かしのVHSだ)を買って観てましたが、そこにも登場していた「スーパーはくと」。
その後、大阪駅とかで見かけたことあるけど、あの大阪駅に堂々と乗り入れるディーゼル特急が格好いいよね。よくないですか?
これは、そもそも稀有な存在。新幹線網が発達した現代において、新幹線を使わずにディーゼル特急で走った方が早く関西圏に着く、という稀有な存在が「スーパーはくと」なのであります。鳥取県でも、米子の場合は伯備線「スーパーやくも」で岡山に出て、新幹線で新大阪というのが、早い。
しかし。倉吉市とか鳥取市になると、「スーパーはくと」の方が関西圏にはずっと早く着くのである。これが「スーパーはくと」上り線の時刻表だ。
僕は、昨日、「南風」と「スーパーやくも」を乗り継いで米子、そして倉吉までやって来ました。で、今朝、琴浦町にある大山乳業農業協同組合様を訪問させて頂いておりました。大山乳業さんは「白バラ」ブランドで有名ですが、弊社が「白バラ菜食健美」を製造させて頂いている関係で、定期的に訪問させて頂いている訳です。
大山乳業H専務様のお話では、以前の「スーパーはくと」は、全部倉吉発だったのに、最近は鳥取駅発のが増えて不便になった、とのこと。なるほどねー。今日は、大山乳業さん最寄の浦安駅から「快速とっとりライナー」で鳥取駅に出て、そこから「スーパーはくと」に乗って三宮までの予定。
姫路で「のぞみ」に乗り換えるのが一番早いけど、面倒臭いよね。大阪まで「スーパーはくと」でも十分に、はやい。
「スーパーはくと」が走るルートは智頭急行智頭線。智頭急行は、紆余曲折を経て1994年に開業した第三セクターやけど、陰陽連絡の利便性からでしょうか、第三セクターとしてはまあまあの経営実績に見えます。この「スーパーはくと」の便数って、すごいよね。
で、ウィキによると、最高時速130kmは、「はまかぜ」「うずしお」「南風」「しまんと」と並んで日本最速の気動車特急なんだそう。
使用されてる車両はHOT7000系。兵庫県のH、岡山県のO、鳥取県のTでHOT。7000は、1両あたりの機関出力が700PSであることが由来。
「南風」2000系で採用された「制御付自然振り子方式」の技術が使われてて、カーブの多い山間地でもビュンビュン飛ばせるのがHOT7000系。「南風」は2700系になったけど、このベテランHOT7000系は今後どうなるんでしょうか。リニューアル、再リニューアルを重ねてきてるので、このままリニューアル対応でいくのかどうなのか。
で、肝心の乗り心地。さすがに30年選手の車両。少しガタガタは、します。鉄道のガタガタが好きな僕にとっては快適やけど。
鳥取駅から智頭駅までは因美線というインビな名前のJR線で、智頭駅から上郡駅までが智頭急行智頭線。古い時期にできた因美線区間は、川辺の絶景をクネクネ。しかし1990年以降につくられた智頭線にはいると、直線的なトンネルが続きます。これ、こないだ乗ったほくほく線と同じやね。土讃線の「南風」は、四国山中では最高時速は出せずにゴトゴト走る訳やけど、「スーパーはくと」は中国山地の山中を時速130kmで駆け抜ける訳だ。いや、はやいぞ、智頭急行。
そんな訳で、はじめての「スーパーはくと」を楽しみながら三宮へ向かってます。