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土地利用の条件〔4802〕2016/06/08

土地利用の条件

2016年6月8日(水)薄曇り

今日も、降りません。
ここは、南国市。長岡の西側、西島の南。最近できたあけぼの街道が東西に走る、ひらけた農地。
北へまっすぐいくと、国分寺。

この場所、このにっこりでは幾度かご紹介してきました。この道路の真下に眠っているのが、士島田遺跡。2008年9月20日のにっこりで、その発掘現場にブルーシートがかけられちゅう風景をご紹介しちょります。
その写真は、今朝の写真の反対側、つまり、向こうの家の前からこちら向いてさつえいしたもの。

その写真を見れば一目瞭然ですが、ここに、奈良時代から平安時代にかけて、まっすぐな官道、南海道があったのでありました。
ビックリするような広さ。ビックリするような直線。
以前にも書いたように、中国から律令制度を導入し、中央集権国家を築いていこうとする日本が、ここに、地形を無視したような広い直線道路をつくったのでありました。

しかし、日本という国の国土は、あちこちに水路がクネクネ流れ、地盤も一様ではない。地層は多彩を極め、平野部でも、沖積平野、洪積台地、開析谷、高砂、小山などなどが複雑に並ぶ。なので、大陸みたいなワケには参らん。
結局のところ、直線官道はいつしか廃れ、自然地形や地質に沿った道が使われ、農地も地形に合わせたものになってきた。それが、日本だ。

この場所は、長岡台地の上。国土地理院の地理院地図、土地条件図を見れば、山田から、南西に舌状に延びてきた洪積台地の先っぽ近く、ということは一目瞭然。
山田から伸びる長い長い丘なので、長岡。
国道195号線は、その長岡台地の尾根部分をまっすぐに走っている道路。土讃線も、そう。
様々なインフラは、その地学的性質によって、規定されている。地理院地図の土地条件図を眺めていると、そんなことがよくわかって、楽しい。楽しくないですか?

さて。
この北側。つまり、この写真の向こう側へ行けば、段丘崖がある。クリアな段丘崖があって、その向こうが一段低い。国分川によってつくられた谷底平野。たぶん、肥沃な地質なので、古来、土佐の中心となって栄えてきた、そんな土地。
肥沃な土地で、しかも、川を下れば浦戸湾、太平洋という立地の良さ。高潮が上がってくるような低さでは、ない。土石流が流れてくるような狭さでも、ない。
土佐の国府は、そんな素敵な場所につくられたんだと思います。

この向こうの段丘の下、少し北東に、高知県農業技術センターがあります。
元々、高知県農業試験場が移転してきて、水田の高度利用や水稲などの品種改良をおこなった農事試験場があった界隈。今は、野市にあった園芸試験場なども移転してきて、農作物全般の品種改良などをおこなう、高知県にとって重要な施設。高知県農業技術センター。

そのセンターが段丘の下の谷底平野にあるのも、そこが水田、水稲の研究施設であったことを考えれば、よく理解できる。
園芸試験場が、野市の、洪積台地の上にあったのも、園芸作物の土地利用を考えると、納得出来る。

色んな施設の立地には、それぞれ、意味があるんでありますな。


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