スイミング、スケート、楽器堂〔8130〕2025/07/19

2025年7月19日(土)晴れ!
晴れてますが、不安定。急に土砂降りになったりするので気が抜けません。
さて。皆さんは子供の頃、何か習い事してましたか?絵画とか硬筆とかピアノとか。僕にはそういった記憶がまったくなくて、唯一通ったのがスイミング。それも、恐らくは1年も続かなかったと思います。
そのスイミング教室があったのが、この右手。今はディスカウントストアとコンビニになっている場所に、夏はプール、冬はスケート場になる施設がありました。確か、国際スポーツセンターという名前。間違ってたらごめんなさい。そこでやってたスイミングスクールに、南与力町からバスで通ったことでした。
そのプールには小さいながらも滑り台があって、夏場は本当に賑わってましたねー。僕はそこで、泳ぎを覚えました。そうか。だからできたのは僕がまだ小学校へ上がった頃だ。1960年代。今から60年近く前のこと。
で、幾度か書いたけど、あの、今となっては貴重なスケート場も、ボウリングブームの中でボウリング場になってしまい閉鎖。そのボウリング場は、いかにもブームが下火になった頃にできてしまったので数年で閉鎖となり、そのあとにできたのがホームセンターブリコ。高知に初めて登場した「ホームセンター」なる商業施設には驚いた記憶が、あります。
左手のビルは、今や高知では一番大きな楽器屋さん「楽器堂」。この本店にはライブができるキャラバンサライがあり、イオンにはオーパス楽器堂があって、音楽教室も手広くやってますね。
楽器堂ができたのは、恐らくは僕が大学生の頃。と思ってHP見てみたら、僕が高校3年生の秋に八反町で創業してるんですな。
僕が大学生の頃、寿町で法人化。でも、小さなお店でした。僕が高知へ帰って数年後。しばらくSAXを吹くことからは離れてたんですが、あるきっかけでちょっとだけ吹くことになり、リードを買いに行かんといかんなりました。電話帳で楽器屋さんを調べたら、僕の知らない楽器屋さんが寿町にできてて、行ってみたらそこが「楽器堂」。小さなお店やったけど、店主さんは旧知の下元さんでした。高知では有名なSAX奏者で、僕は高校生の頃から知っていた下元さん。
その場で下元さんから、「今は吹いてないがかえ?もったいないき、吹きに来いや」と誘われたのが、ウェストハードオーケストラという当時高知を代表するビッグバンドで、楽器堂の2階だったか3階だったかを練習場にしてたバンド。リードアルトが居なかったので、仕方ないのでテナーが本職の下元さんがリードアルトを吹いてました。そこに飛んで火に入ってしまったのが、僕だったのでした。懐かしいねー。もう、40年も前のこと。
それからいろんなことがあり、楽器堂はどんどん大きくなって、ここにビルが建ったのでした。
僕がスイミングに通ってた頃からは、風景も変わってしまった吉田町。感覚としては、ほんのこないだのことやけどね。ほんの、こないだ。
先日、中森明菜さんが還暦バースデーイベントで「ついこの間まで16歳だったのに」とおっしゃったのは、実感だと思います。人間にとって半世紀とかはアッという間。
と、言うことは、たかだか20世紀前とか、人類最初の都市ウルクがメソポタミアにできた6000年前とかって、感覚で言えば「ついこの間」のこと。
地質学的年代や宇宙時間で言えば、僕らの存在や文明文化ってほんの一瞬のことやねー。などと、ここに半世紀以上前にあった風景を思い出しながら思うのでした。