56年前の教室で〔8132〕2025/07/21

2025年7月21日(月)晴れ!
昨日は、突然雨が突然落ちてきたりして、少し不安定なお天気でした。で、今朝はよく晴れてます。いやー、よく晴れた。暑い暑い1日になりそうな、そんな朝。
写真は、今朝の物部川。先日、雨で増水した物部川の写真を掲載したけど、同じような場所の、今朝。あの日に比べると、水量はかなり落ち着きました。濁水も、仁淀ブルーとまではいかなくても、物部ブラウンはかなり解消されてます。
今日は海の日。子供たちは、もう、夏休み。入道雲と蝉の声が、夏休み気分を盛り上げてくれるねー。
アームストロング船長が、人類で初めて月面に降り立ったには、56年前の今日。UTC(協定世界時)で1969年7月21日2時56分と、ウィキに書いてます。日本時間はUTC+9なので、日本では7月21日11時56分だ。
覚えています。その頃、高知市立の小学校でも、白黒テレビが各教室に置かれるようになりました。で、その1969年7月、僕は高知市立追手前小学校の2年2組。担任は松島先生。
2年2組の教室では(おそらく他の教室でも)、授業を中断して、アームストロング船長が月面に降り立つ場面のテレビ中継を、みんなで観たのでした。NHKで生中継されたこの映像は、なんと視聴率が68%。平日の真昼間なのに、68%。それだけ、人類にとって夢の瞬間だったのでした。アポロ計画以来半世紀以上、人類が月面を歩いていないことに鑑みても、あの月面着陸はとんでもないことであったことが、わかります。
当時の7月21日って、まだ夏休みになってなかった訳だ。気象庁のデータを見ると、7月21日は20時くらいに少し雨が降ってるけど、日中は晴れ。正午の気温は30℃。当然エアコンもなかったあの教室で、僕らは固唾を飲んで、月面に降りるアームストロング船長を見つめていたのでした。
その後、給食を食べたんでしょうね。夏休み間近の、あの教室で。
翌年、大阪で万博が開催。その目玉は、なんと言うても、アメリカ館の「月の石」。生まれて初めて本州へ渡った小学3年生の僕は、並ぶのが苦手な家族の一員だったので、もちろんアメリカ館に並ぶこともなく、人気館は全部スルーして、人気館のソ連館に併設された「モスクワレストラン」でオムレツを食べた記憶しかなく、「月の石」には縁がなかったけど、それでもやはりワクワクした、そんな万博。
木造2階建の古い校舎。開け放している窓から吹き抜ける風と、セミの声。
教壇の脇に先生の机があり、その横に置かれた小さな白黒テレビ。そこに映し出されたSFのような映像は、56年経った今でも、よく覚えています。