よさこい音楽の歴史、武政英策先生の思い2〔8171〕2025/08/29

2025年8月29日(金)晴れ!
昨日に引き続き、よさこいの音楽について。
現在主流になっているのは、最初に和風の口上があり、途中にそれぞれのチーム用に歌詞を変えたよさこい節が組み込まれた、縦乗りビートの打ち込み楽曲。一巡すると、また口上から繰り返す。多いよね、これ。この源流はやはり、よさこいソーランの影響が色濃くなった頃でしょうか。恐らく、発注を受ける県外在住の作曲家さんも、よさこいとはそういうものだ、と思っているフシが、あります。特に、「賞」を目指す団体さんなんかにその傾向は顕著だよね。
それはそれでいいけど、1990年代のよさこい発展期の映像見てると、確かに踊りの揃い方とか統一感とかは今に劣るけど、自由なエネルギーというか、混沌とした多様性があって、楽しそう。いや、僕は、楽しかったです。
昨日も書いたけど、「よさこい鳴子踊り」をつくった武政英策さんは、「よさこい」に、土佐らしい自由さ、元気さ、迸るエネルギーを期待していたのではないか、と思うんですね。それは、第一回よさこい祭りからしばらく使われたと思われる、僕が持っている音源からも強烈に感じることが、できます。
1972年、フランス、ニースのカーニバルに招待を受けた際、武政先生は、よさこいをサンバ調にアレンジしました。そして、そういうのをやりたかった旨の発言をされているそうです。
あまり触れられることはないけど、僕が知っている「青果の堀田チーム 生バンド地方車追手筋突入」事件は、そんな空気感の中で生まれたのかも知れません。
自由さ、混沌、多様性、エネルギー、という視点で見た「よさこい」。「賞」についても、そういう色んな観点からの楽しい「賞」があってもいいんではないか、といった議論は毎年あるよね。まあ、「賞」なんか関係ない、というチームが自由にやるのも「よさこい」やけど。
僕がよさこいバンドをやってた時は、とにかく「楽しく踊れる音楽」というものを追求してました。だから、R&Bみたいのとかね。
昨日紹介したものの3年前、1993年には、ナイキショップのチームでバンドやってます。この動画の2時間3分30秒くらいから。ジェームス・ブラウンとアースウィンド&ファイヤーが混じったような楽曲やねー。ホーンセクションのアレンジをする中で、ファンキーサウンドの味付けにはバリトンサックスが不可欠だと思い、僕は、急遽借りてきたバリトンサックスを吹いてます。麦わら帽子かぶって。懐かしいねー。
この時の編成は、ドラムは打ち込みで、ベース1本、ギター2本、トランペット、トロンボーン、テナーサックス、そしてバリトンサックスだったと記憶します。そして、音楽を皆で一緒につくっていくのがとても楽しかったこと、強烈に覚えてます。今見ても楽しそうな、32年前の、夏。